SCA のスポンサーシップとはどういうものですか?

 スポンサーシップは、SCA における、回復にとって最も効果的な個々人の道具の1つである。ミーティングでフェローシップへの参加を呼びかけられた後で、より多くの経験を持っている誰かを探して、スポンサーになってくれるよう頼むことは、自分の強迫的なセックスをやめたいというまじめさと意欲を表す。スポンサーは、私たちにプログラムの使い方を教えてくれ、セクシュアルリカバリープランを書く手助けをしてくれ、危険な状態のときに助けてくれ、そして私たちが成功したときには祝福してくれる。スポンサーとスポンシーの関係では、お互いに経験と力と希望を分かち合う。

 誰かにスポンサーにになってくれるよう頼むという行動それ自体が重要である。これは私たちの大部分にとって困難なことだった。私たちは、スポンサーと関わりを持つことに常に長けていたわけではなかった。私たちは、失敗したくなかったので、誰かを選ぶことを躊躇していたかもしれない。しかし、誰かに頼むという行動は、頼んだ相手が誰かということよりも重要である。スポンサーを持つ利点の一つは、優先して私たちの話に耳をかたむけることに同意する人を得ることである。それにより、助けを求めやすくなったりプログラムに取り組みやすくなる。

 スポンサーとスポンシー*1の関係は永久不変ではないので、もしうまくいかない場合は、他のスポンサーを探せばよい。 しかし、関係を続けることは価値がある。自分の物語を知り、自分の状態に対して一貫した感覚を持っているスポンサーは役に立つ。スポンサーと頻繁に連絡を取り合うことは、孤立感を少なくするための方法の一つである。初めのうちは、私たちの多くが毎日電話をする。たいていはスポンシーが電話をかけるが、スポンサーからもかける。これはスポンサーシップの両者にとってうまくいくために重要なことである。

 お互いの話を外に漏らさないことはスポンサーシップの不可欠な要素である。ミーティングでオープンに分かち合う性生活ついての話題はたくさんあるが、他人に打ち明けることがとても困難な私たち自身の他の側面もしばしば存在する。性的な秘密を分かち合うことは癒しのプロセスにとって決定的な部分である。私たちは、信頼のおける人との間で、自分の秘密が安全だと知っているときにだけ、性的な秘密を分かち合うことができる。スポンサー、スポンシーそして他のSCA の仲間との分かち合いは、同様にお互いの秘密とする。

 スポンサーシップは、「何かを得るためには、それを手放さなければならない*2」というスローガンを行動に移したものである。スポンサーはスポンシーと同じだけ利益を得る。二人の分かち合いはお互いの回復の助けとなる。私たちが新人と話をするとき、自分が強迫的なセックスを持っていたときどのように感じていたか、どのようにやめたのかを思い出す。私たちが自分のスポンサーに話をするとき、スポンサーもまた性的強迫症の仲間だということと、回復を続けていくことに希望を感じる。


*1 スポンシー…スポンサーの相手。sponsee。
*2 To keep it, you have to give it away